やんばるの森通信 No.11 平成14年10月29日
台風の中での祭事「比地ウンジャミ」平成14年9月4日(水)
暴風雨の中「比地ウンジャミ」を取材しました。昔から国頭村に伝えられてきた
祭事。遠巻きに眺めていると時間の流れが変わるのに気づきます。関係者の方によ
ると「あと、何年出来るかわからない。」とのことでした。時代の流れに消えてい
く祭事の一つにしたくない、国頭村の財産です。
勇壮な引き合い!「奥間大綱引き」平成14年9月21日(土)
南北に別れ、威勢の良い灯りと灯りのぶつかり合いのあと、勇ましいかけ声と共に、
南北に別れた600人から700人もの人々による奥間大綱引きが行われました。3分ほど動
かなかった綱が少しずつ南に動きだし、南の圧勝で幕が下ろされました。
伝統受継ぐ「辺土名豊年祭、道ジュネー」平成14年9月14,15,16日の3日間(金、土、日)
辺土名区民の「無病息災」、「五穀豊穣」を願ったお祭りが始まりとされ、このころ
に稲の植え付けを行った。と国頭村史に記載が残されています。昔の人々の作物や病気
に対する強いお思いが伝わります。
イベント情報
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国頭村パヤオ釣り大会〜パヤオの大物ゲット!〜
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人材育成講座報告
フィールドワークって楽しい!
あなたは“フィールドワーク” という言葉を聞いたことがありますか。 10月の講座(一般コース)では、「そこに何がある?」というフィールドワークの 原則に立って、比地大滝キャンプ場の入り口から遊歩道を経て吊り橋まで、“ゆっ くり”“じっくり”“驚いたり”しながら歩きました。ふだんあまり意識して使う ことのない五感(見る、聞く、触る、味わう、匂う)を十分に働かせながら、気が ついたこと、感じたことなど、小さなことでも見逃さずに受けとめ、それを言葉や イラストなど自分なりの表現方法で用紙に書き込むという作業をしながら歩くので す。
ややもすると聞き逃してしまうごく普通のありふれた身の回りの音を、耳を澄ま し効果的に捉えたり、聞き分けたりするゲームをキャンプ場周辺で体験した後、各 自思い思いに出発。最初は不安顔な受講者の皆さんも、一端歩き出すと、「ゆっく り歩いて、こまかいところを詳しく見れば、今まで気づかなかった事が、見えたり 聞こえたりした。」とびっくりした様子。
午後からは森林公園の交流センターで、3人一組のグループに分かれ、フィールド ワークで発見したことをふくらませてまとめる作業を開始しました。模造紙に大まか な絵地図を作ってマジックペンで彩色しながら、発見したことをどんどん書き込んで いく・・・その姿は皆さん楽しさ一杯! 最後には、出来上がった絵地図や午前中のフ ィールドワークを元にそれぞれのグループ発表を行いました。
フィールドワークは、地域の実状や歴史的経緯などに触れる「現地調査」であり、 当たり前にある足元の良さに気づき、ふだん見過ごしてしまっているような地域の 課題を発見するための第一歩です。受講者のある方は、「グループで自然体験をす ること、自然の中で汗をかき、川や木の葉の上を流れてくる風の気持ちよさ。」と 当日の楽しかったことをふりかえりました。5月から開講した人材育成講座も、今回 のフィールドワークを皮切りに地域へどんどん足を運ぶことになります。 次回の フィールドワークもお楽しみに!
大島 順子(人材育成講座ファシリテーター)
かじまーい
寒露も過ぎ、やんばるもいよいよ秋たけなわ。
サシバが爽快に空を舞う頃になると、やっとの事で冬の気配を含んだ涼風がほほ を過ぎるようになる。11月も迎えるとミーニシが吹きさらし、宜名真区においては 伝統のシイラ漁が始まる。
漁船が大型化したことで、サバニの時代に見ることが出 来たシイラと漁師の駆け引きの勇壮さがすっかり影をひそめてしまったのが、写真 を撮る側からは残念至極である。ただ、こだわりの漁法や、潮を含んだ北からの季 節風をうまく利用しシイラを干し上げるという、宜名真区独自の特産物生産にたず さわる御婦人中心の作業と鮮やかに干し上げられたシイラの干物が並ぶ光景は宜名 真区の風物詩として健在であり、秋から冬の入りならではの宜名真区の風景は一見 の価値に値する。
それにしても昨年のシイラ漁は参たる物であった。肝心のシイラ が全く寄り付かず、シイラ漁が成り立たなかったのである。おかげで当てにしてい たビールのつまみは涙を飲み、オリオンビールの消費が財布をやせ細らせるまでに 至らなかったのがハッピー!となったのだが…宜名真にシイラを口に出来なかった 悔しさを味わった御同輩は多かったに違いない。
今年は、昨年の口惜しさの二の舞はするまいと誓ったのであるが、はてさて どうなる事やら? それにしても、10月にして北からの風に冬の匂いが含まれ ている事がなんとも面白い。
協会顧問 久高 将和

