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国頭ツーリズム協会
国頭ツーリズム協会 やんばるの森通信 No.18
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やんばるの森通信 No.18 平成15年6月20日

山と川と海でつながる地域を学ぶ

 小中学校および高校で展開されている「総合的な学習における時間」は、地域の教材 および人材の活用が遺憾なく発揮される場面です。当協会では設立当初より活動の一貫 として、地域全体で子どもたちを育てていく環境づくりと、地域の人材が積極的に活用 されることの社会的要請に応えるための取り組みを行なっています。

 今年度も国頭中学校の「地域の自然環境に親しみ、学びさらに環境に働きかける 活動」をねらいとして学校と協同作業で取り組んでいるところです。

 今回は、活動のねらいに対する動機づけと意識を高める「事前学習」と、体験を 共有し理解を深める「事後学習」をやんばるの山〜川〜海という三つのフィールド をつないで五感を使った「体験実習」の前後に加えるなど、より効果的な展開で臨 みました。生徒達同様、担当にあたる協会の指導員にとっても新しい試みですが、 着実に地域を見る目が育ってきているのは確かなようです。

フィールド体験学習
「やんばるフィールドグラフ」を持って海・川・山各々のフィールドを探検する。 (5月29日フィールド体験学習)夜の観察会
事後学習
各フィールドで観察できた内容を発表し合い、共有する生徒達。 (6月4日事後学習)

幻想的なホタルの観察会

 去った6月14日(土)国頭村森林公園交流センターにて、講師:豊口敬氏を迎えて のホタルの観察会が行なわれました。小さなお子様から大人まで、約35名の方がご 参加下さいました。豊口氏のスライドを使ったホタルの講演から始まり、そのあと、 ホタルの観察を2つのグループにそれぞれ別れ、観察へと出発しました。幻想的なホ タルが参加者達を迎えて、参加者全員が感動されている様子でした。次回の観察会 は7月13日(日)テーマは海の野鳥です。ふるっての参加お待ちしています。

講演会
豊口敬氏による講演会
ホタル観察
ホタルの観察に興味津々の参加者達

人材育成講座報告

人材育成講座
苦しみながらも、なんとかアイディア出しを楽しむ?受講者の皆さん
人材育成講座
アイディアを皆で共有し合うのも、これまた楽しいひととき!

 梅雨の谷間の6月13日誰もが発言の機会とその価値を認めてもらえる民主的な方法 づくりの一つとして、「ブレイン・ストーミング」を体験しました。

 「質より量・自由奔放・批判厳禁・演説禁止」というルールの元、受講者全員が 自由に意見やアイディアを述べ、それらすべて書き出しました。「頭が固くて…」 とグループのメンバーお互いに膠着したムードを払拭し、まとめ上げ、最後の発表 まで成し遂げることができました。今回の各グループでのテーマは、『国頭村を楽 しくする方法』でした。

 すぐに実行可能なもの、是非取り上げてみたいものまで多種多様なアイディアが 勢ぞろいしましたがその実現のカギを握るのは、やはり“それを動かす人材”であ ることに皆さん気づかれました。また「こういうアイディア出しは、訓練なんです ね」と、納得された受講者の皆さんが印象的でした。これからじっくり地域資源( 自然・文化・歴史など)の利活用の仕方を学んでいく上での大切な視点に気づき、 公正なコミュニケーション技術を体得する機会となったのは言うまでもないでしょ う。

 何でも言える雰囲気を大切にし、アイディアに耳を傾け、自由な発想で討議し、 創造的に問題解決を目指す手法としてのブレイン・ストーミングは、本当に楽しい ものです。「頭が固くなって・・・」と悩む皆さん!あまり難しいことを考えないで、 遊び感覚で何か一つテーマを決めて、ためらったり恥ずかしがったりせずに思いつ いたらそのまま口に出して、書き留めてみてください。この繰り返しが、発想を広 げていく上で一番大切なトレーニングだと気づくはずです。


人材育成講師 大島 順子

かじま〜い

 梅雨も明けんばかりに夏日が顔を出すシーズンである。

 梅に雨の字をつけ「梅雨(つゆ)」と読むことは日本語として広く知られるところ であるがこの「梅雨」という言葉は古くから使われていた言葉ではないようである。 江戸時代の文献には登場するものの一般化した言葉ではなかった。語源を探るのに古 文書や書籍をめくってもそのような言葉は出てこない。それまでは「五月長雨(さつ きながあめ)や「五月雨(さみだれ)」という呼称が一般的な梅雨を表わす言葉であ ったのだろうと言うのも一説である。

 沖縄には「おもろ」と呼ばれる古くからの祭りなどで歌い継がれた口承歌謡がある。 それをまとめた【おもろさうし】に集録された座間味村の五月稲穂祭りの時に謡われる 神歌(ウムイ)「タキネーイヌウムイ」には「…チユカクチ五月ナリバ 穂ヤタリタリ トゥ…」と言うように、「チユ」つまり、梅雨という言葉が出てくるのである。 このことから、我々の先祖は日本の言語文化に「梅雨」という言葉が登場する以前から 慣れ親しむように「チユ」という言葉を使っていた事になる。このことが事実かどうか は問題ではなく、本を紐解く事によりこのような考察も発見できるという面白さが事さ ら重要である。

 おりしもツーリズム協会では「読書会」を始めたところです。興味のある方は是非 お問い合わせを…ちなみに講談社刊の【日本大歳時記】によると、「つゆ」と言う季 語は明治時代になり使われたと記されている。

協会顧問 久高 将和

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