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国頭ツーリズム協会
国頭ツーリズム協会 やんばるの森通信 No.22
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やんばるの森通信 No.22 平成15年10月20日

月例観察会報告

 今月10月18日(日)午後7時から、「秋の夜長 鳴き虫観察会」 を国頭村森林公園周辺にて開催し風情を楽しみました。

 親子23名の参加者が、クツワムシ、カネタタキ、リュウキュウマツウムシ、 コロギス等他にも何種類かのにぎやかな虫たちの鳴き声を聞く事ができました。 「道路沿いの茂みに鳴いている虫がこんなにも多いとは思わなかった。」 「コオロギの仲間が海の岩場周辺にも生息しているのには驚いた。」 「虫が羽をこすって音を出していることを初めて知った。」 等、参加者は 一様に驚きを見せていました。

 国頭村ツーリズム協会では、月例観察会を国頭、大宜味、東3村の方々を対象に 開催しています。その季節にそったテーマでの観察会です。お気軽にご参加 下さい。皆様の笑顔をお待ちしています。

講師(村山望氏)の説明を楽
しみながら聞く参加者
講師(村山望氏)の説明を楽 しみながら聞く参加者
どのような秋の虫たちの
音が聞けたかを最後にまとめました。
どのような秋の虫たちの 音が聞けたかを最後にまとめました。

楽しいレジャーの落とし穴

日々国頭地区の安全を考えた
訓練を行っています
日々国頭地区の安全を考えた 訓練を行っています。
実際の事故が起こった現場での
訓練を行っています
実際の事故が起こった現場での 訓練を行っています。

 秋から冬へのこの季節、国頭村の自然を求めて多くの方々が訪れます。 国頭周辺のドライブ、キャンプ、森の中のトレッキング、登山等、季節がら 涼しくなる頃には特に森の中のレジャーが盛んになります。

 このような行楽シーズンを前にした10月16日(木)、国頭地区消防本部の 方々の訓練を見学させていただきました。毎年のように「タナガーグムイ」 では、死亡事故や救出要請の多いことから、消防職員の方は事故連絡救助 体制を確立するためのマニュアルを作る事を目的とした救助訓練だということ でした。

 「森に入る心構えとして、万が一の事を念頭に入れた十分な装備と 現地の情報を事前に収集することが大切です。」とは消防本部から 訪問者へのアドバイスです。国頭村の森に訪れるときは、国頭村 ツーリズム協会にて交通情報や森を歩く際の注意等を遠慮なくおたずね 下さい。


人材育成講座報告

村の課題を整理することで自分の地域を自覚するプロセス

地域で起きている問題の
現実と向き合うことの難しさを知る
地域で起きている問題の 現実と向き合うことの難しさを知る
やんばるで起こる事故事例を
熱心に聞き入る受講者の皆さん
やんばるで起こる事故事例を 熱心に聞き入る受講者の皆さん

 10日の講座では、先月実施した村内フィールドワークで村の現状(今の姿) を把握した結果を受けて、次なる行動に移すための「村づくりのためのプラン づくり」を体験しました。これは、村の課題を整理し、村の「こうあるべき姿」 へつなぐ重要な作業です。

 例えば、土地改良区の問題があります。多額のお金をかけた計画にも関わらず、 今では放置され見苦しく、まるで土地が死んでいるように映りますが、その原因は 何であったのでしょうか。それに対して現在どのような対処がされているのでしょう。 一つ一つの問題を洗い出し、これからはこうしていきたい、という提案や解決策まで 受講者の皆さんと導き出しました。

 11日は国頭地区消防本部より渡久地政裕氏をお迎えし、「やんばるで起こる 野外活動の事故について」お話を伺いました。やんばるの山は標高が低いせいか 安易な気持ちで登山をする方が多く、周りを見渡すと同じような景色で道に 迷った時には、すでに日が落ちて携帯電話で通報という事例が後を絶たない ようです。

 また、川での雨による増水で、中洲に取り残されて救助を受ける事例も村内で 起きています。ほとんどの事故事例は、自分は大丈夫!という気持ちから起きて いるようです。野外における活動は常に事故と隣り合わせであり、絶対に 起きないという保証は、どこにもありません。地元の人間だから…という過信は 禁物であることを、あらためて確認しました。


人材育成講座担当 大島 順子

かじま〜い

 気象予報に反し、例年に無い猛暑に見舞われた沖縄。その後の残暑に至っても 猛暑のビームは勢いを増すばかりでしたね。時は10月、寒露を待たずして やんばるの空をサシバが舞い、ミーニシ(新北風)が吹き、涼しさが一際という 今日この頃、季節変動は思いのほか早いものですね。

 さて、寒露も過ぎたとなると、国頭ではフーヌユー(シイラ)が漁港に入り、 特に宜名真区においては、漁港周辺の空き地で天日干しのフーヌユーがミーニシ にゆれる光景がひとつの風物詩を醸し出すようになります。 車であたりを通る人には、宵のビールを思い舌なめずりの風景かもしれませんね。 昨年は、残念な事にシイラが不漁でフーヌユーの乾物は需要を満たす事ができす、 それを求め道路物産センターを訪れた客からいたく不評を買っていたようです。

 この10月18〜19日、名護市において開催された「やんばるの物産展」国頭村 特産品コーナーにて、フーヌユーの乾物をお求めに来た人からも、「物産センター に並ばない理由がわかれば納得もするのですが、ただ在庫が無い!もともと親戚 縁者にだけ配布するために乾物を作るのだから…というのが需要を満たせない理 由なら、なぜ特産品として宣伝をするのだろう?」と、もっともなお小言。

 国頭村の特産品と称し販売をもくろむのであれば、商品化の背景や美味しい 食べ方、はたまた万が一の不漁の理由などをしっかり把握し、売るにつけ 反するにつけ、客が納得する説明はすべきであろうと思った次第。

 ちなみに、山陰地方ではフーヌユーを出世魚とし「シイラ・マンビキ、そして 10kg以上に成長したものをカナヤマ」と呼ぶ。カナヤマを「金山」とし、フーヌユー を「豊魚」と書き換えれば、この魚のイメージが似てくるところが何とも嬉しい。

協会顧問 久高 将和

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