やんばるの森通信 No.25 平成16年1月26日
年頭のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。やんばる国頭の木々も冬の寒さの中、春の 芽吹きへの準備を行っております。
平成14年4月に発足した国頭村ツーリズム協会も2年目を歩んでいます。
今年も『国頭型ツーリズム』の確立を目指し、自然や文化、歴史と人とのふれあい、
そして保全啓発活動を通して観光振興に資するとともに、地域経済への貢献と地域
の活性化、地域資源の持続可能な利活用のあり方を探る様々な活動を行ってまいり
ます。
さて、新年早々、手づくりの個性あふれるユニークなかかしが集う「第2回国頭村 かかしまつり」が村内の皆様はじめ、各団体、行政、保育所、小・中・高校などのご 協力により、奥間ターブク、そして今年は新しく村内の与那区、奥区の二字が集落参 加として加わり、会場として開催する運びとなりました。本年は、昨年の実績、教訓 をもとに堅実に前進してまいりますので、なお一層地域の皆様のご協力をお願い申し 上げます。
国頭村ツーリズム協会 会長 山川 安雄
第2回 国頭村かかしまつり村内展示会場案内
展示会場は、国頭村内3箇所で行われます。
| 国頭村観光物産センター周辺と奥間ターブク | 畑の風景に合ったかかしの展示を行っています。メイン会場となっていて、 金、土、日曜祝祭日には手作り体験や観察会等のイベントを行っています。 |
| 与那区(国頭村観光物産センターより車で15分) | 与那区では、海岸周辺に漂着する物を利用して、愉快で楽しいかかしを作り 展示する予定です。 |
| 奥区(国頭村観光物産センターより車で50分) | 日本一早い一番茶の里として有名な奥集落では、「奥に住むかかし大集合」と 区民に呼掛けをし、奥ヤンバルの里施設周辺にかかしを展示予定。尚、奥区独自で お客様からの投票を募って、上位3位までを決定するようです。 |
人材育成講座報告
やんばるの文化財を学ぶ連続セミナーが始まります!
皆さんは、無形民俗文化財という言葉を知っていますか? 国頭村安田のシヌグや 沖縄本島北部のウンジャミ・・・といえばすでにご存知ですね。これらは、昔から行わ れてきた生活習慣や村々での芸能やまつり、行事など、その由来や内容などがその 地域の生活文化や芸能など特長をよく示し、沖縄の民俗を研究するのに重要なもの を、無形民俗文化財として国が指定しています。
このような文化財を守るということは、いったい何を意味するのでしょうか。ま た、もし文化財を地域資源として観光の対象とする場合、「どのようにして見せる か」という受入れ側の姿勢や「どのような態度で見るか」という訪問者側のモラル について、皆さんは深く考えたことがありますか。
この度、国頭村ツーリズム協会では人材育成講座ステップアップコースとして、 私たちの身近な北部地域における文化財という地域資源を正しく理解し、それを 正しく伝承することの意味を学び、観光資源とする場合配慮しなければならない 様々な問題について理解することをねらいに、この連続セミナーを開講します。 ご関心や興味のある地域住民の皆さまのご参加をお待ちしております!
人材育成講座担当 大島 順子
連続セミナーのご案内
| 日時 | 平成16年2月27日(金)・3月12日(金)・3月26日(金) *午後7時〜9時30分 |
| 場所 | (予定)国頭村社会福祉協議会・会議室(国道58号沿い 「辺土名ドライブイン」後ろ) |
| 対象 | 原則として、やんばる三村(国頭、大宜味、東)に在住
し各回すべてに受講できる方。 国頭村ツーリズム協会主催の人材育成講座(一般コース)を修了した方を優先させ ていただきますが、テーマに興味や関心を持つ三村地域住民の方々はどなたでも受 講できます。 |
| 受講費 | 各回300円(資料代) |
| 講座方法 | この講座では参加型学習という、学ぶ人の 積極的参加を大切にする学習方法を取り入れます。コミュニケーション能力が高 まり、参加の楽しさを味わうことができる学習の方法です。 |
詳しい問合せは、国頭村ツーリズム協会までどうぞ。
かじま〜い
大寒!暦で言えば1月21日(旧暦の大晦日)がこの冬のその日であった。説明する までも無く、大寒とは陰暦の季節の区分である二十四節気のひとつで、一年で一番 寒い頃をさす言葉である。
2004年の大寒は近年まれなる寒さの当たり年で、北風が殊のほか身体を縮みこませ たものである。ところが、われらが誇る寒緋桜はこの寒さの刺激により緋色のおおら か春告の花を咲かすのだとか?通常の桜前線は南から北へと移動するに対し寒緋桜は 北から南へと開花の時期や咲き加減をコントロールするとのことである。
この寒緋桜、台湾から中国が自生地で、沖縄諸島には200年前(石垣島荒川の寒緋 桜が樹齢ほぼ200年というところが根拠)に中国からもたらされたものが各地に広 がって行ったのであろうというのが定説であるが、完熟時のサクランボは渋みが強い ものの野鳥にとっては格好のえさであるだけに、鳥によりその分布域を広げた可能性 もある。現存する寒緋桜は石垣島米原集落の西後方の山原に自生するのが大きく古い とされ、国指定の天然記念物にも指定されているが、大きさだけで言えば沖縄本島北 部で確認されている木もそれなりの大きさを誇るものであり、なんとも言い難い。 石垣島のそれが沖縄諸島で最も古い自生群とすれば、島が近いだけに台湾から鳥によ り種子が運ばれた可能性も否定できない。ただ、どの種の鳥であればその可能性が高 まるか?と聞かれると、台湾と行き来をする鳥、渡りのデータが無いだけに現時点で は答えようが無い。
協会顧問 久高 将和

