やんばるの森通信 No.32 平成17年1月20日
国道58号線沿いのカンヒザクラもそろそろ見頃です。
新年号
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〜 ご挨拶 〜平成10年「くにがみエコツーリズム研究協議会」が発足し、森林ツアーの実施や 地域資源の効果的利活用についての調査・学習を重ねる中、持続可能な地域社会づ くりの主体となる組織の必要性が叫ばれ、平成14年3月に任意団体「国頭村ツーリズ ム協会」を設立しました。 自然環境保全や環境教育・環境学習・人材育成活動等を行うなかで、社会に対す る貢献活動や行政および市民の社会的認知を得ていく必要を感じ、「特定非営利活 動法人 国頭ツーリズム協会」への準備を進めてきましたが、平成16年12月22日沖 縄県から認証を受け新たに再出発します。 豊かな地域資源(自然環境や歴史、文化、人材など)の持続的な有効活用が親山 原、国頭の発展に結びつき、次世代に継承される活動をめざし展開していきます。 関係者の皆様の御協力に感謝し、これからもご指導ご鞭撻、よろしくお願い申し上 げます。
特定非営利活動法人 国頭ツーリズム協会 |
イベント情報
NGO列島縦断フォーラム沖縄ブロック大会
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定例観察会(事前予約要)
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応援メッセージ紹介 〜MAIL〜
明けましておめでとうございます。
皆様の念願でありました特定非営利活動法人としての認証取得についてお祝いの 言葉を申し上げます。 様々な事情により地方自治体の行財政運営が厳しくなる一方で、自然資源を地域経 済に結び付けようとする動きが全国的に活発に見られるようになった昨今時代のニ ーズをいち早く察知し、国頭村ツーリズム協会を立ち上げ活動されたことは内外か ら絶大な評価を得ております。
またこの度、貴会が法人化の認証を受け、更に一歩前進したことは真に努力の賜 物であり関係者共々喜んでおります。今後も皆様の『やんばる国頭のすばらしさ探 求』を心から支持して参りますと共に、地域の新たな産業として定着し発展して行 くよう期待してお祝いの言葉と致します。
国頭村長 上原康作
私は、国頭ツーリズム協会が実施する人材育成講座を受講し、自分たちの足下に ある、大切な自然という宝物に気づくことが出来、やんばるの自然や文化を一人で も多くの人に伝え守っていきたいと思いました。国頭ツーリズム協会が実践してい る地域のコーディネーターによる地域住民を対象とした人材育成、エコツーリズム は地域が主体となることに意義があると思います。これから、ますますのご活動を 期待しております。
平成16年度人材育成講座受講生 東恩納由美子
国頭村で第1号の特定非営利活動法人(NPO)設立おめでとうございます。 ツ−リズムを通して地域資源の有効活用と保全を考えながらの経済活動を展開し、 国頭村の活性化に大きく期待するものであります。貴協会においては、数年前か ら実施してきた人材育成は、「人材」こそ大事な地域資源であると考えており、 その資源を(自然・文化・人材等)通して持続可能な組織強化と益々の発展を祈 念申し上げます。
国頭村商工会 会長 崎浜秀安
新年早々「国頭ツーリズム協会」がNPO認証され、新たな飛躍を目指すという ニュースが届き、国頭ファンの一人として大変嬉しく思います。
環境問題や体験型観光への関心が高まるなか、エコツーリズムという言葉が広く 使われるようになっておりますが、国頭村のように地域の自然や歴史、文化の保全 と持続的な利活用を目指すという本来の趣旨に沿った活動を展開している地域は少 ないように思います。今回のNPO法人化に伴う今後の取り組みに期待すると同時に、 県のエコツーリズム推進への取り組みについても厳しい指摘(とご指導)をお願い 致します。
沖縄県観光リゾート局 下地芳郎
おめでとうございます。
私は県職員として国頭村ツーリズム協会とは何度も一緒に仕事をしてきた仲間 ですが、
- 行政と対等以上に渡り合う交渉能力
- 行政を圧倒する企画力とネットワーク
- 行政を縮み上がらせる問題提起の迫力
等々いつも行政マンとして感服させられています。まあ、県内の数ある地域興し 団体の中でも、組織・人材・活動内容の充実度からいえば一番ではないでしょう か。更なる発展を祈ります。
沖縄県林務課 上里幸秀
この度は、おめでとうございます。私は平成12年、皆さんの力で「やんばるツ ーリズム大学」開催へと発展した事業を担当させて頂いておりました。当時の楽 しさ、心地よい緊張感は一生、忘れることが出来ません。目に見えて「まちづく り」が進んで行くことがこんなにも人を元気に力強くするものだということを学 ばせて頂きました。
今後も国頭村を応援する私達をワクワク、ドキドキさせて下さい。そして国頭 村から世界に元気と知恵を振りまいて下さい。
沖縄県キャリアセンター所長 玉沖仁美
熱いメッセージをありがとうございました。
スタッフ一同より
馨おじさんの比地大滝だより 〜食べ物争奪戦〜
1年中で最も昼間の時間が短い冬至(夏至との時間差は3時間余り)も過ぎ、日 暮れも遅くなっている様に感じる…寒の入りと言われる小寒(新暦1月5日)の頃か ら寒冷が厳しくなると言うように、キャンプ場周辺でも、一段と寒さが身にしみる。
そんな寒さの中、野鳥たちの食べ物の争奪戦が繰り広げられている。今年は例年 になく野山を生活の場とする渡りの野鳥が多い。特に朝鮮半島や日本本土で繁殖す るヒヨドリは10〜11月上旬繁殖地を離れ、暖地へ移動する。今年の冬は、昨年の異 常気象の影響や、本土を直撃した10個の台風の影響ため、野生の生き物の食べ物が 少なく、多くが沖縄まで飛来したのではないだろうか?
管理棟横のセンダンの木には、留鳥のヒヨドリ(全体的に暗褐色)と渡りのヒヨ ドリ(灰褐色)が入り乱れその実を菜食している。「この場所は俺の縄張りだ」と 言わんばかりに羽を振るわせ威嚇のポーズをとる者、噛み合う者、執拗に追いかけ る者、落ちる実を待っているかの様に拾って食べるチャッカリ者もいた。
センダンの実も無くなった今枝に沢山の実をつけたアコウの木や小粒の実を付け たフカの木が争奪戦の場になっている。アコウの木では、ズアカアオバト(奄美諸 島〜琉球諸島の留鳥)が10数羽それぞれの枝に陣取り、同じ仲間でも追っ払う、一 枝、一枝が縄張りである。
そこへ実をとりに来るのがヒヨドリである。一羽で来て追い払われる者や、大勢 で押しかけ陽動作戦をしかける者もいる。ズアカアオバトは尾羽を大きく上下させ、 声を発し威嚇するも、群れで行動するヒヨドリには、お手上げのようである。
比地大滝キャンプ場管理人 大城馨
美ら海どぅしぐわー 〜国頭、海の生き物たち
国道でたまに見かけるヒッチハイカーは無銭旅行の学生さん風がほとんどです が、沖縄で絶対に逆らえないのが「おばあ」。目が合ったら最後!催眠術にかけ られたかのようにブレーキを踏み、次の瞬間には助手席にお乗せして目的地まで 延々身の上話を聞かされるハメになります。
魚の世界にも「ヒッチハイク」という行動がありますが、コバンザメなどは大 きなサメやクジラなどにぴったりとくっついて楽々生活をエンジョイしています ね。ダイビングをしていると稀にいつの間にか付いていた・・なんて事もありま す。
ダイビング中によく目にするパターンは稚魚が大き目の魚と一緒に泳ぐヒッチ ハイク行動。ガーラ類(ナンヨウカイワリやシマアジ等)の稚魚は大きなタマン (フエフキ類)などに寄り添って泳ぎ、捕食者から身を守っています。
ユーアカー(ヒメジ類)のように砂を掘って餌を捕る魚にはベラなどがしつこ くくっついて泳ぎ、ちゃっかりおこぼれに預かっています。ベラ類は食欲から先 に生まれたような魚なので、ダイバーが巻き上げた砂や動かした石等があれば必 ずやってきて「なんかない?」と覗いています。
ヘラヤガラなども時にはダイバーの陰に隠れながら移動して小魚を狙いますが、 ダイバーのような異様な物体が近づけば小魚も逃げてしまうのであまり賢い選択 とは思えませんね。
ヒッチハイクをする方には益があるのですが、される方には害も無ければ益も
無いようです。近い将来「おばあ」となる私としてはせめて小噺の一つでも仕入
れておかなくては・・・などと企む今日この頃だったりして。
海遊び・森遊び きじむなあ 服部美冬
クイナ旅便り 〜国頭村ツーリズム協会近況報告〜
沖縄の観光においては、オフシーズンと言われるこの季節、協会主催のツアー メニューで増えてくるのが野鳥観察とオリジナルツアーの参加者です。みなさん、 のんびりとした様子でやんばるの森を満喫しています。森では冬こそベストシー ズンかもしれません。
出かけてみませんか? 国頭村季節便り(1月〜3月)
- 2月5〜6日国頭村立体育館にて国頭村文化・産業まつりが実施されます。
- 1月下旬から2月中旬にかけて、カンヒザクラが見頃となります。(奥区、 森林公園への村道沿いがお勧めです)
- 2月〜3月日本一早い春の息吹、やんばる亜熱帯の森が新緑におおわれま す。イタジイの花の香り、クロバイの花、ウグイスの鳴き声、春がいきいき と伝わってきます。
- 3月にはヤツガシラが渡ってきます。
国頭ツーリズム協会活動報告
活動日誌
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12月21日、比地大滝連絡会が開催されました。比地大滝で案内業務をしている村 内外の事業者、国頭村、管理者、比地区民が参加し、会の設立趣旨や規約の承認、 役員選出などの後、「比地大滝施設の利活用に関する現在の問題点の整理」を行い ました。今後、連絡会では比地大滝利用に関するルール作成を進めて行きます。
※詳細は次号の特集でお知らせします。
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生き物図鑑 シリケンイモリ
やんばるの森に寒風吹く「冬」が訪れると、森の中の小川や水たまりの周辺には両 生類が集まってきます。その中に今回の主役のシリケンイモリ(名前の由来は尾が 剣の形に似ていること)がいます。冬のこの時期は特に多く見ることができます。 多くの方は「気持ち悪〜い」と思うようですが、良〜く見てみると目がパッチリと して牙や爪を持っていないので少し「可愛ゆ〜い」と感じるほど愛くるしい顔をし ています。沖縄各地に分布していて、いろいろな方言で呼ばれています。例えば、 「赤尻サ〜ル〜・アカワタ〜」等と呼ばれています。特徴としては前足の指4本、後 ろ足の指5本と幼生期にはエラ呼吸をし、変態して成体期には肺呼吸をします。皆さ んの地域ではどのような呼び名がありますか?
国頭村ツーリズム協会ガイド 崎濱秀人
編集後記
大宜味村喜如嘉の水田に国内での観察例が少ないタカサゴクロサギが渡ってきて おり、話題になっています。この鳥をひと目見ようと、全国からバードウォッチャ ーがやってきています。地元のオジー、オバーは、「あんなジミな鳥を見るために、 なんではるばるやって来るのかねー」と不思議がっている様です。私も、双眼鏡で 覗いてみましたが、なかなか良い色合いの鳥でした。皆さんも、この機会にバード ウォッチャーと鳥の両方を観察してみませんか。
Yuji
私たちが目指す国頭ツーリズムとは…
地域住民が主体となって、地域資源(自然環境や歴史、文化、人材など)を しっかりと次世代へ引き継ぎ、持続可能な地域社会づくりに貢献するものです。

