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国頭ツーリズム協会
国頭ツーリズム協会 やんばるの森通信 No.5
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山原の森通信 5 平成14年3月15日

比地大滝キャンプ場校長日記

春の息吹き

 山々に新緑が映えるこの頃、我が職場である比地キャンプ場周辺でも2月の中旬から 様々な樹木が先を競うように新芽をだし、山々の息吹きが聞こえはじめます。その中で もイタジイは新芽と花がほとんど同時に出て周辺一帯に独特でほのぼのとする臭いを届 けます。

 この時期、樹木ばかりではなく鳥やカエルもそれぞれの方法で行動をはじめます。キ ャンプ場内では、ヤマガラのつがいが立ち枯れしたイヌマキの木に着生している苔を巣 作りに使うのかせっせと運んでいる姿を見かけます。この鳥はスズメとほぼ同じ大きさ で木の実や虫を主に食べ、木々の間の地面に下り落ち葉をかき分け虫を探している事も あります。又、採ってきた木の実等を樹皮の間などに貯える利口な鳥です。

 管理棟横では、使わないバケツに水を入れて置いておくと、翌朝にはオキナワアオガ エルがバケツの内側に白い泡の塊(卵魂)が作られる事があります。アオガエルやシロ アオガエルが、その泡の中に卵を産み付けに来るのです。卵は、オタマジャクシになる までその泡の中で育ち、卵魂の下の川や水溜まりへ自ら落ちて行き一人前のカエルにな るまでそこで育つといわれます。
 私は、生き物達の様子に春の息吹を感じ、比地キャンプ場周辺で見られる動植物や虫 たちは、それぞれの思いで活動している様である。

比地キャンプ場管理人 大城 馨

国頭村内ツアー紹介

 14年度JALプライベートリゾート・オクマ“かりゆし海開き”が平成14年4月7日(日 曜日)に行われます。午前10時から神事の儀(今年1年の海での安全祈願)を行い、午 前10時30分“海開き宣言”を行う予定です。当日は,職場対抗ハーリー大会、パラグ ライダー、安田太鼓、漫才ライブ…と、地域の方々どなたでもお楽しみいただけるプ ログラムの数々を用意しておりますので、多くの皆様のご来場を、従業員一同心より お待ちいたしております。

 今年度の海開きにおいては、初めての試みとして、春爛漫のヤンバルをお楽しみい ただける様、比地大滝と与那覇岳へのトレッキングツアーの実施も予定しており、県 内外のお客様に、やんばる国頭村の自然の魅力や、オクマリゾートならではの取って おきツアーの数々をご紹介したいと思っております。

 又、今年の海開きにおいては、国頭漁業協同組合の協力で追いこみ漁も行う予定で す。オクマの沖合いに網を仕掛け、まわりから網に向け魚を追い込むというシンプル な漁ですから、泳ぎに達者な人ならどなたでもご参加いただけます。参加ご希望の方 は、先着20名限りの参加受付け予定ですから、参加ご希望の方はお早めに下記問い合 せ先までご連絡下さい。

お問い合わせ先 :JALプライベートリゾートオクマ
TEL0980‐41‐2400 担当 金城 勝也 森 友秀

イベント情報

国頭村ツーリズム協会設立総会

  • 日時:平成14年3月28日(木)

JALプライベートリゾートオクマ海開き

  • 日時:平成14年4月7日(日)
  • 職場対抗ハーリー大会
  • 安田太鼓
  • パラグライダー
  • 漫才ライブ
  • 追い込み漁

おねがい

  • あなたの職場や家の周辺にいる「面白い人」や「何かしらの名人」と 呼ばれている人を教えて下さい。
  • 面白い形の岩、野菜、木などの情報も引き続きお待ちしています。
  • 4月からの国頭村ツーリズム協会でやって欲しい自然学習などがあり ましたら、是非協会の方までご意見をお寄せ下さい。

人材育成講座報告

受講者の活発な学びの場がここにあります!

oshima

 返還が予定される北部演習場跡地の利用計画において「国立公園化」 の動きがある中、 2月25日の講座では、環境省沖縄地区自然保護事務所の青山銀三氏をお迎え し、国立公園における保全と利用の仕方についてお話を伺いました。

 国立公園に指定されることの意味、利用において地域住民に生じる長所や短所 は?…などなど、知りたいことや先例の情報入手が不可欠なのは言うまでもあり ません。「環境省のエコツーリズムの考え方をきちんと聞かせて欲しい」、環境 省が推し進める”やんばるのエコツーリズムは、3村(東・大宜味・国頭)で進 めるのがより良いやり方”である理由は?」等など時間ぎりぎりまで白熱した質疑 応答が行われました。

 3月前半の講座では、これまでの学びをもとに森林公園をフィールドに仲間と プログラムやアクティビティをつくる作業に取り組み、それらをお互いに体験 して前向きな評価をしました。インタープリターになった受講者の顔は、皆い きいきしています。そして、国頭地区消防本部の平安山英信氏より、 やんばるで起こる野外での事故と安全対策の重要さについて具体的な事例を あげて説明していただきました。安全な野外での活動は、日々の意識した練習 と事故防止のための瞬時の”やめる勇気”によって成り立つことをあらためて 実感しました。

大島さん

かじま〜い

 春三月、ケラマ諸島付近では鯨の話題が尽きないのであるが、ここ国頭の海でも 「海ネェ〜ティ、潜ティアッケェ〜カラ、グンジャヌクイ聴カリンドォヤァ!」 などと漁師から鯨が話題に上がるのがこのころである。

 もう何時の事になるのだろう? 辺土名の海をザトウクジラの親子が数日に渡り 悠然と回遊していた時があった。浜辺まで聞こえるブロー、母子鯨の息使いはもち ろん、その姿は海岸からも観察できたのである。誘われるままボートに乗り込みマ スクとフィンで装備し、ひとり海岸で鯨を待つ。鯨の回遊コースを読み、親子鯨が 近づいて来るのを撮影する算段だったが、待っても鯨は現れない?

 …突き刺す光の中で群青の海底が色を変えた。なんと、私は母鯨の真上にいたの だった。やんちゃな子鯨を気遣うように母親がいつも水中でサポートする。

 付き過ぎず離れずの鯨親子…その間約15分の水中での鯨の親子観察。大きな尾びれ を一振りすると、ゆったりとしながらもとても追いつけないスピードで鯨親子は蒼 に溶け込んでいった。鮮明ではないが鯨親子の情愛が写った写真が数枚手元に残っ た。…後に聞かされたところによると、あの鯨親子は密猟に会い殺されたとのこと。

 水中での鯨親子の交歓を見ていたら、その鯨獲り漁師とて、そう短絡に刃を向ける 事はなかったであろうと思う今日この頃である。

久高さん

発行だより

 来年の4月から「国頭村ツーリズム協会設立準備会」から「国頭村ツーリズム協会」 に変わります。これからが本番という新たな気持ちで頑張ります。

 第1回人材育成講座全20回の講座も、残り2回を残すだけとなりました。受講者も 始めた頃と比べると、自然、人、文化、歴史といった学びができたと思います。 4月からは、第1回人材育成講座のステップアップさせた第2回人材育成講座を開講 予定です。

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