やんばるの森通信 7 平成15年5月20日
比地大滝のトレッキング
4月29日(月曜日)復帰30周年記念事業の一環で、与論町の子ども達21人と比地大滝の トレッキングに同行しました。与論町の子ども達は、前日なかなか眠れずアクビをし ながらの参加でしたが、説明するガイドさん達のインタープリテーション(自然解 説)には、目を輝かせて聞き入っていました。大滝までの遊歩道のアップ・ダウン にもめげず、比地大滝を見るとビックリした様子で「すげ〜」と一言、どの子も比 地大滝の大きさと迫力に感動したと言っていました。ただ、最後に「比地大滝にも う一度行きたいですか」の問いには、「大滝までがキツイからイイ」と少し疲れた 返事が返ってきました。ですが、目の輝きや表情は清々しい様子で、1人の男の子に 聞くと、「イモリを捕まえに、今度は家族で来たい」と言ってくれました。
ゴールデンウィークに咲く珍花(御美)
国頭村の花木「イジュ」やノボタンの咲く季節の訪れです。 それと共に時はゴールデンウィーク。各地から大勢の人々がそれぞれの楽しみを求め、 国頭村を訪れます。比地キャンプ場も例年通りキャンプを楽しむ人々、遊歩道より大滝 を目指す人々で期間中は連日の大賑わいでした。その連休も終わり、週辺を見渡すとイ ジュやノボタンの花などが咲く森に、自然界で観ることの出来ない珍しい花の開花が今 年も数多く確認できました。割合なじみの種は、ペットボートル・アーキカン・スナッ クボックス・ランチトレ・ビーニルなどで、究極の珍花は「ペーパーオームツ」という 名の異様な形と強烈な匂い付きの物までありました。これらの珍花は人だけが作り出す 醜い花(ゴミ)です。比地大滝に限らずこのような開花現象は大国林道や周辺の林道周 辺でも目撃されています。人によっては、愛情を注いでいたであろうペット(犬・猫な ど)まで捨て置いている有様です。
国頭の森林には、ここにしか棲めない貴重な生き物が多種多数生息しています。 ゴミやチリ・ペットを放置するという事は、自らがこれらの貴重な生き物を絶滅に 追い込んでいる当事者であると言うことです。また私達の日常生活において必要不 可欠の空気や水は、自然の健全な営みをもって育まれる恵みです。チリやゴミを放 置したり投棄すると、近い将来健全な自然は無くなり、私たちの生活に必要な新鮮 な空気や安全な水などの供給が受けられなくなる可能性もあると言うことをお忘れ なく。
今日ある自然を大切にし、チリや御美は持ち帰りましょう。
比地キャンプ場 管理人 大城 馨
イベント情報
「親子バードウォッチング」ホタルの観察会[社会教育課・国頭村ツーリズム協会主催]5月のバードウィーク月間にちなんで
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「親子で身近な海の生き物観察会」6月の大潮の日にイノー観察をしよう!
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人材育成講座報告
多彩な顔ぶれで人材育成講座がスタート!
やんばるは梅雨真っ盛り!皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。 国頭村ツーリズム協会の重要な事業の一つである人材育成講座が今年度も始まりました ので、今回はその様子をお知らせしましょう。
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◆大人向けの講座は、「一般コース」と前年度の受講者を対象とした「ステップアップ コース」です。「一般コース」では、1年間をかけ、じっくりと国頭村の地域資源(自 然・文化・歴史など)を十分な意見交換を通して正しく理解し再認識していただくこと で、持続可能な地域資源の利活用のしかたやツーリズムのあり方を学んでいきます。今 年度は、受講者の年齢層が20代から70代と幅広いことが特長ですが、どなたも国頭村の 豊かな自然環境のこと、伝統文化や歴史のことを新たに学び理解を深めたいという面持 ちです。そして、やんばるを訪れる人々や次世代の子供たちにその素晴らしさを伝えて いきたいという気持ちで満ち溢れています。当初、受講者の皆さんは、人の話を聞くだ けでなく自分の意見を考えたり話したりすることで積極的に講座に関わり、皆で作り上 げていく“参加型講座”に戸惑っている様子でしたが、講座2日目(5月11日)には、早 くもイキイキとした表情で活発な話し合いが繰り広げられていました。
◆「ステップアップコース」では、地域資源を活かした具体的な活動プログラム開発と その実践に取り組みます。様々な行事でメンバーの活躍が期待できます。
◆次に、高校生向けの講座がスタートしたこともお伝えしましょう。この講座は、辺土 名高校環境科に通う生徒有志の要望によって開講した講座です。やんばるの自然や生き もののこと、地球環境問題のこと、ごみの問題と・・・彼らの興味や関心は尽きなく、これ からの講座の展開が非常に楽しみです。5月11日の第1回講座では少し緊張した様子でし たが、これからは座学のみならずフィールドワークもどんどん取り入れる予定で、楽し い体験学習の場になっていくこと、受け合いです!
いかがですか、国頭村ツーリズム協会の人材育成講座!今年も熱く、ますます眼を離 せませんね!
大島 順子(人材育成講座ファシリテーター)
かじま〜い
大正5年10月30日発刊の琉球新報に記事に面白い記載があった。
当時の記者殿が見た大宜味〜国頭は海と山ばかりで、特に大宜味村は平坦部の少な
い地形から作付けの田畑さえままならず、換金の手段としては山から切り出した薪
に大きく依存していると言うデータ−を、産品の種類ごとの生産高を示し説明して
いる。
その頃の大宜味村と今現在とでは農業形態には大きな違いがあるのだが、記事の 結び部分は今現在の我々の周りと照らし合わせても大いに気になるものであった。 ちなみにその記事の内容とは「大宜味村は砂糖の生産が少ない代わりに人の産地で ある。多くの優秀な人材を輩出し、秀でた大工の産地でもある…云々」、何をもっ てして優秀というのか問題もあるが、他聞に及ぶまでもなく我が村でも時流なりの 問題意識を持つ住民で溢れていた古(いにしえ)においては優秀な人材の輩出はあった。
様々あったほうが面白いと多様性が評価される今、特に「優秀」というのを目指 すわけではないにして、学校が完全週休二日になり、かくも総合学習が話題になる 昨今、あなたは新たに何を学び始めましたか?
国頭村ツーリズム協会 顧問 久高 将和

