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やんばるの生き物図鑑
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やんばるの生き物図鑑:爬虫類(はちゅうるい)

クロイワトカゲモドキ

学 名 Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae

英 名 Kuroiwa's Ground Gecko

分 類 -

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

頭胴長が7.5cmぐらいで、生来の尾の長さは頭胴長の85%程度です。指下板がなく、目には瞼があるなど、原始的な形質を持っています。

冬は低温のため活動が低下しますが、冬眠はせず、冬でも暖かい日には活動個体がみられます。活動は気温に制約されますが、6月から8月には気温が活動にとって十分高いため、日々の活動は気温に制約されません。

野外における平均寿命は不明です。なわばりは持たず、闘争行動なども知られていません。採食する種類としてはワラジムシ、ムカデ、徘徊性のクモ類などの地上性の無脊椎動物を食べています。

また、ガラスヒバァ・ハイ等のヘビ類が天敵として知られていますが、潜在的な天敵としてアカマタ・ヒメハブ・オオムカデ等が考えられています。

生存に対する脅威としては森林開発による棲息場所の消失、ノネコ・マングースなどによる捕食、沖縄本島南部における外来種サキシマハブによる捕食、林床の落葉等の除去による餌動物の減少などに加えて、近年、特に注意しなければならないのは違法採取です。繁殖率の低い生活史特性から、成体の乱獲は個体群に重大な影響を及ぼします。


更新: 2006/04/04/14:38:57

リュウキュウアオヘビ

学 名 Cyclophiops semicarinatus

英 名 Ryukyu Green Snake

分 類 -

区 分 -

出没頻度 時々見られる

解 説

全長60〜110cm。無毒のヘビで低地から山地にかけて、棲息しています。背面が緑色で腹部は黄色で、小型のカエルやミミズを食べています。


更新: 2006/04/06/16:45:05

キノボリトカゲ

学 名 Japalura polygonata polygonata

英 名 Okinawa Tree Lizard

補 足 方言名:コーレーグスクェー

分 類 -

区 分 -

出没頻度 普通に見られる

解 説

全長は雄で31cm、雌で24cmになり、尾は全長の70%程度で頭胴長は雄で9.3cm、雌で7.7cmに達します。

4月から8月にもっとも活性が高く、冬でも気温が高い日は活動している個体がみられます。雄はなわばりを持ち、複数の雌の行動圏と重複している個体もいます。雄は目立つ鮮やかな緑色を呈しながら、周りから見通しの良い幹にとまり、下向きに探索姿勢でいることが多いです。さらに、周りに他の雄がいない場合でさえ、しばしば、宣伝ディスプレイという腕立て伏せ行動により、自分の存在を誇示していることもあります。

待ち伏せ型の採餌行動で、多くの昆虫が餌動物となっていますが、数の上ではアリが最も多いです。

生存に対する脅威としては森林開発・伐採による棲息場所となる森林の消失、ペットとしての乱獲が影響として大きく、沖縄本島ではマングースによる捕食の影響も大きいと考えられます。


更新: 2006/04/06/16:39:48

ヒメハブ

学 名 Trimeresurus okinavensis

英 名 Lesser Habu

補 足 方言名:ニーブヤー

分 類 -

区 分 -

出没頻度 時々見られる

解 説

ヒメハブは、体長が短くてやや太めのずんぐりむっくりした体型で性格はかなりおとなしいのですが、ハブの仲間です。

周りの自然に隠れるのが得意なうえにお寝坊さんですから、人が近づいても動かないので気が付かれずに踏まれてしまうこともあります。暑い日には、水の中に浸って気持ちよさそうに涼んでいる所も見かけたりします。

系統的にはハブよりも古いと考えられており、近縁種は台湾や中国・タイ付近の高山地帯に生息しているようです。

また、冬季でも活発に活動することから、ヒメハブは南西諸島の地形的な古環境を語る動物だと言われています。


更新: 2006/04/06/16:53:58

リュウキュウヤマガメ

学 名 Geoemyda spengleri japonica

英 名 Ryukyu Black-breasted Leaf Turtle

補 足 方言名:ヤマガーミー

分 類 -

区 分 国指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

背甲長は成体で普通約15cm、孵化時は約3.5cm。雑食性で野外における糞の分析では、陸産貝類が最も多く見つかっています。ミミズ、昆虫、ヤスデ類などの土壌動物の他、植物の芽や実なども食べます。

雨の日など湿った日によく見かけます。

産卵数が少ない可能性が高く、繁殖能力が弱いと考えられ、一度減少した場合原状回復は困難と思われます。本種の生存は渓流の存在と湿度を保った森林に依存すると思われ、こうした渓流域周辺での人為的な環境の改変や森林の下草刈りによる乾燥化の影響を受けやすいと考えられます。

また、マングースによる捕食も考えられ、特に甲羅の柔らかい子どもの生存には深刻な影響が及んでいるものと考えられます。

そのほか、棲息域内に設置された舗装道路は棲息域を分断するだけでなく、轢殺個体を増やす原因になっているのと側溝などに落ちて上がれなくなり、死亡するという事例もあります。さらに外来個体による遺伝子の攪乱や疾病の伝染も心配されています。


更新: 2006/04/06/16:48:07