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やんばるの生き物図鑑
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やんばるの生き物図鑑:両生類(りょうせいるい)

ホルストガエル

学 名 Rana Holsti

補 足 方言名:ワクビチ

分 類 -

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

体長10〜13cm。世界的に沖縄本島北部と渡嘉敷島にのみ分布しているカエルです。
夜行性で山地森林内の渓流域に棲息し、日中は岩の割れ目や川岸の土手の穴等に潜んでいます。成体は沢ガニ、カタツムリ、渓流近くにきた昆虫などを食べています。

6月〜9月にかけて繁殖し、河川の砂泥地に直径30〜40cmのくぼみを堀ります。それから、周囲を低い土手で囲った池をつくり、その中に産卵します。幼生は渓流脇のたまりなどで生活し、大半は秋に変態しますが、一部は翌年の5月〜6月に変態します。

産卵場所が限定されており、環境や水質の変化に敏感であるため、本種の保護のためには山地渓流の源流域の保全が重要であると考えられます。




更新: 2006/04/03/18:11:43

ナミエガエル

学 名 Rana namiyei

補 足 方言名:ワクビチ

分 類 やんばる固有種

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

世界的に沖縄本島北部にのみ分布しているカエルです。体長10〜13cm。山地林内の渓流域に棲息しています。夜行性で日中は岩の割れ目、川岸の土堤の穴等に潜んでいます。

6月〜8月にかけて繁殖し、河川の浅い砂泥地の場所に産卵します。卵は塊にならず、バラバラに生み出されます。幼生は渓流脇のたまりなどで生活し、8月〜9月頃に変態します。変態中の幼生や成体も渓流のよどみや淵の周辺で水に浸かっているのがよく見られ、水辺から離れた場所で見つかることは少ないです。

沢ガニやエビ類をよく食べるようです。また、糞には小石が多く混ざることから、水中で砂利ごと獲物を捕食していると思われます。

産卵場所が限定されており、環境や水質の変化に敏感であることから、本種の保護のためには山地渓流の源流域の保全が重要であると考えられます。


更新: 2006/04/03/18:55:12

イシカワガエル

学 名 Rana ishikawae

英 名 Ishikawa's Frog

補 足 方言名:ワクビチ

分 類 -

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

世界的にも奄美大島、沖縄本島北部にのみ分布しているカエルです。体長10〜13cm。夜行性で日中は岩の割れ目や川岸の土手の穴等の中に潜んでおり、成体はヤスデや沢ガニ等を食べることもあります。

沖縄での繁殖期は12月〜3月で山地渓流の源流域や滝の近くの岩の割れ目、沢ガニの掘った穴を産卵洞として利用しています。

産卵場所が限定されている上に、環境や水質の変化に敏感であるため、本種の保護のためには山地渓流の源流域の保全が重要と考えられます。


更新: 2006/04/03/18:12:30

イボイモリ

学 名 Tylototriton andersoni

英 名 Anderson's Alligator Newt

分 類 -

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 めったに見られない

解 説

全長が雄で15cm、雌で20cmに達し、尾長は全長のほぼ半分になります。丘陵地から山地林内に棲息しています。

奄美や沖縄諸島にだけ分布する他の種と同様に、古い時代から生き残っている種です。

森林伐採等による棲息地の減少、ため池等産卵場所の埋め立て、産卵場所となる池などへティラピア・アメリカザリガニ等の放逐による卵や幼生の捕食、繁殖移動のために道路を横切る個体の交通事故死や側溝での落下死など、個体群の存続を脅かす要因は極めて多いです。


更新: 2006/04/03/18:36:15