解 説
世界的に沖縄本島北部にのみ分布しているカエルです。体長10〜13cm。山地林内の渓流域に棲息しています。夜行性で日中は岩の割れ目、川岸の土堤の穴等に潜んでいます。
6月〜8月にかけて繁殖し、河川の浅い砂泥地の場所に産卵します。卵は塊にならず、バラバラに生み出されます。幼生は渓流脇のたまりなどで生活し、8月〜9月頃に変態します。変態中の幼生や成体も渓流のよどみや淵の周辺で水に浸かっているのがよく見られ、水辺から離れた場所で見つかることは少ないです。
沢ガニやエビ類をよく食べるようです。また、糞には小石が多く混ざることから、水中で砂利ごと獲物を捕食していると思われます。
産卵場所が限定されており、環境や水質の変化に敏感であることから、本種の保護のためには山地渓流の源流域の保全が重要であると考えられます。