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やんばるの生き物図鑑
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やんばるの生き物図鑑:昆虫類(こんちゅうるい)

コノハチョウ

学 名 Kallima inachus eucerca

英 名 Orange Oakleaf Butterfly

分 類 -

区 分 沖縄県指定天然記念物

出没頻度 時々見られる

解 説

沖縄本島、石垣島、西表島に分布しています。前翅長は48mm内外です。翅表面は暗藍色でにぶい光沢があり、前翅には斜めに走る太い橙色の帯があります。

森林地帯に棲息しており、成虫は周年います。幼虫の食草はセイタカスズムシソウやオキナワスズムシソウです。

森林地帯の各種開発による環境の変化で個体が減少しつつあります。


更新: 2006/04/06/18:07:11

リュウキュウハグロトンボ

学 名 Matrona basilaris japonica

分 類 -

区 分 -

出没頻度 普通に見られる

解 説

奄美大島、徳之島、沖縄本島に分布しています。成熟した雄の体色は金緑色で、翅は濃藍色、基部付近では青白色となりとても美しいです。雌の翅は黒褐色で、体色も雄に比べて地味です。主に山間部の渓流域に棲息しています。


更新: 2006/04/06/18:14:36

カラスアゲハ

学 名 Papilio polytes polycles

分 類 -

区 分 -

出没頻度 時々見られる

解 説

山林の谷沿い、林縁部や山間の集落内でブッソウゲなどの赤い花によく訪れて吸蜜します。

雄は河岸や湿地で吸水行動もよく観察されますが、雌は吸水行動をめったにとらないようです。吸水行動は集団になるときもあります。吸水しながら、尾端から水を排泄することが多く、この行動はポンピングと呼ばれています。ポンピングはなぜ行われるのか分かっていませんが、無機塩類の摂取に関係するのではないかと考えられています。この吸水行動はアゲハ属にほぼ共通して見られます。


更新: 2006/04/06/17:33:26

リュウキュウアサギマダラ

学 名 Ideopsis similis

分 類 -

区 分 -

出没頻度 普通に見られる

解 説

沖縄では周年を通し、普通に見ることのできる蝶です。冬の時期、気温が摂氏10度を下回る日などは山間部の風当たりの少ない特定の環境をもつ谷間などに数十〜数百の群れをなし、寒さをやり過ごす行動を取ることが知られています。


更新: 2006/04/06/18:16:48

ヤンバルテナガコガネ

学 名 Cheirotonus jambar

英 名 Jambar Long-armed Scarab Beetle

分 類 やんばる固有種

区 分 国指定天然記念物

出没頻度 めったに見られない

解 説

ヤンバルテナガコガネは、1983年に発見され、1984年に記載されたわが国最大の甲虫です。

同属の昆虫は台湾、中国大陸からマライ半島、インドにかけて分布し、近似種は中国の福建省に分布しています。そのことから本種の祖先は、沖縄諸島が大陸と陸続きであったころに渡来し、今日まで生存しつづけてきた遺存種だとされています。

そこでこの種は、琉球列島の昆虫相成立の過程を解明するうえで貴重な存在であること、生息地が限定されて、個体数が少なく、乱獲の恐れがあること、などの理由で沖縄県の天然記念物に指定され、1985年には国指定の天然記念物となりました。

森林伐採、ダム建設、ゴルフ場建設による森林の破壊が本種にとって最も大きな脅威になっています。また、林道建設や下草刈りによる森林内の乾燥も大きな影響を与えていると思われます。

さらに森林の奥深くまで張り巡らされた林道により、密猟も増加しており、繁殖に適した数少ない場所が採取によって破壊されることも無視できない問題になっています。


更新: 2006/04/06/17:51:40